工法概要

高精度な切れ味で、全国につながる
道路・橋梁をメンテナンス

湿式コンクリートカッター工法(湿式フラットソーイング工法)は、ダイヤモンドブレードを原動機に取り付けて高速回転させ、コンクリートやアスファルトを切断する工法です。

切断時にはブレードへ冷却水(毎分約3〜4リットル)を供給し、摩擦熱と粉塵の発生を抑制します。

鉄筋コンクリートや厚物構造物にも対応可能で、道路・橋梁・建築物の改修や設備設置に伴う床版撤去など、幅広い用途に適用されています。

機構・仕組み

湿式コンクリートカッター工法は、以下の構成と工程で施工します。

● 主な構成機材
ダイヤモンドブレード:外径300mm〜600mm以上まで用途に応じて選定可能な高耐久切断刃。
原動機(エンジン・モーター):ブレードを高速回転させ、安定した切断トルクを確保。
冷却水供給装置:ブレードへ連続的に水を供給し、摩擦熱と粉塵を抑制。

● 切断プロセス
① 切断ラインに沿って機械を設置
② ブレードを回転させながら対象物へ接触
③ 冷却水を供給しつつ所定深度まで切断
④ 仕上がりを確認し完了

特徴・メリット

高精度切断

切断精度に優れ、安定した仕上がりを確保します。

粉塵・熱の抑制

冷却水供給により、摩擦熱と粉塵の発生を低減します。

鉄筋コンクリート対応

鉄筋・厚物コンクリートの切断にも適用可能です。

工程の簡素化

専用ブレードを装着することで施工が可能となり、準備工程を簡素化できます。

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • 切断
  • エレベータ、エスカレータ―設置に伴い、床を撤去したい
  • 分厚いコンクリートを切断したい
  • 鉄筋・鉄骨コンクリートを切断したい
場所・環境・条件
  • ダム
  • トンネル
  • ビル
  • 上下水道
  • 工場
  • 橋梁
  • 港湾
  • 発電所
  • 空港
  • 道路
  • 鉄道
  • 人口密集地帯
  • 合成桁
  • 屋外施工
  • 正確な切断が必要
  • 無振動
  • 短工期
  • 躯体に影響を与えない
  • 非合成桁

施工実績・事例

大阪府 高速道路更新工事

●施工時期
2021年04月
●使用工法
湿式コンクリートカッター工法
●コメント
床版取替工事において撤去する橋面を、コンクリートカッター工法を用いて限られた時間の中、道路カッターを6台投入して切断を行った。

兵庫県 壁高欄・床版撤去

●施工時期
2020年09月
●使用工法
湿式コンクリートカッター工法
●コメント
高速道路更新工事(床版取替工事)において床版カッターの切断。既存の主桁を損傷させないように深さ管理ツールを使用した。フラットソー5台稼働。

兵庫県 地下鉄ホーム撤去

●施工時期
2009年08月
●使用工法
湿式コンクリートカッター工法
●コメント
換気可能な構内での施工。営業時間外(0:10~4:30)の限られた時間内で、プラットフォームをフラットソー(床版カッター)を使用して切断し、撤去した。切断ブロックの吊り上げは軌陸車にて行った。

大阪府 共同溝防音ハウス基礎撤去

●施工時期
2003年11月
●使用工法
あと施工アンカー工法
湿式ワイヤーソーイング工法
湿式コンクリートカッター工法
●コメント
繁華街での大口径シールド工事における大型防音ハウスの基礎の撤去。約5トンに計画的に分割されたブロックを4点吊りにて吊上げ撤去した。吊り金具はあと施工アンカー(樹脂アンカー)を打設。引張試験を実施して安全を確保した。

施工動画