工法概要

トンネル覆工を高精度に除去
安全と効率を両立する自動化工法

「覆工再生に伴うウォータージェット工法」は、当社と西松建設が共同開発した革新的なトンネル補修工法です。
劣化した覆工コンクリートを高精度に除去し、健全部を損なうことなく再生を行います。

トンネルのアーチ形状に沿って設置された専用レールシステム上を、高圧ウォータージェットマシンが自動走行し、あらかじめプログラムされた経路に従って劣化部を効率的に切削します。
この自動化システムにより、作業員の安全確保と施工品質の均一化を実現するとともに、作業時間の大幅な短縮と粉塵発生の抑制を可能とし、トンネル補修工事の効率化および環境負荷低減に貢献します。

機構・仕組み

本工法は、超高圧水を用いたウォータージェットにより、劣化したコンクリートのみを選択的に除去する技術です。
水の衝撃エネルギーを利用するため、振動や過度な応力をほとんど与えず、構造物への影響を最小限に抑えます。

トンネル内には専用レールシステムを設置し、その上をウォータージェットマシンが自動走行します。施工は事前に設定されたプログラムに基づいて行われ、安定した施工精度を確保します。

また、はつり深さを制御可能なコリジョンジェットノズルを採用することで、必要な範囲・深さのみを高精度に除去。専用作業台と独自フレームを組み合わせた装置構成により、さまざまなトンネル形状への柔軟な対応が可能です。
さらに、遠隔操作による施工により、安全性と作業効率を両立しています。

特徴・メリット

道路供用下での補修工事が可能

・トンネル内において、25tダンプ車の50km/h衝突にも耐える防護工を設置
・限られた作業スペースに対応したウォータージェット機の改造
・コンパクト化・軽量化により、優れた機動性と安全性を確保

残置覆工コンクリートを健全に保つ

・変形、ひずみ、マイクロクラックの発生が極めて少なく、構造物への影響が小さい
・新旧コンクリートの付着性に優れ、一体化性能が高い
・コリジョンジェットノズルとの併用により、はつり深さを精度良く制御し、残置コンクリートの健全性を向上

施工の安全性・高効率施工

・専用レール上を自動走行するシステムにより、品質の均一化を実現
・遠隔操作により超高圧水噴射機械を操作するため、作業員の安全性が高い
・従来の人力作業と比較して作業時間を大幅に短縮し、粉塵発生も抑制

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • はつり
  • 老朽化したトンネル覆工コンクリートを効率的に斫りたい
場所・環境・条件
  • トンネル
  • 交通規制の短縮
  • 人口密集地帯
  • 低騒音
  • 屋外施工
  • 無振動
  • 狭小スペースでの作業
  • 短工期
  • 複雑な形状への対応
  • 躯体に影響を与えない
  • 高い付着強度
  • 高所
  • 高精度な深さ制御