工法概要

走行用レールに沿って正確かつスピーディーに切断
フルカバー&コンパクト設計で高い安全性を実現

ループドライブワイヤーソー工法は、走行レールに沿ってワイヤーソー本体を移動させることで、高精度かつ効率的な直線切断を実現する特許技術工法です。

ワイヤーを環状(ループ)に張設し、構造物の上下に設置した2台の本体で張力を制御しながら切断を行います。
レール誘導機構により、鉄筋の影響を受けにくく、安定した直線切断が可能です。

※特許第7212905号
 西日本高速道路株式会社・オリエンタル白石株式会社との共同開発

(構造物の上部に設置したワイヤーソーマシン)
(構造物の下部に設置したワイヤーソーマシン)
(レールに沿って切断します)
(切断完了)

機構・仕組み

ループドライブワイヤーソー工法は、構造物の上下に設置した2台のワイヤーソーマシンと、走行レール機構により構成されます。

●ループ構造
事前にコアドリルで設けた貫通孔にワイヤーを通し、上下の機械間で環状(ループ)に張設します。
●張力制御機構
上下本体間の距離を常時監視し、一定範囲を超えると自動停止。距離が適正になると再稼働します。
これにより安定した張力を維持します。
●レール誘導走行
ワイヤーを回転させながら本体をレール上で前進させ、正確な直線切断を実現。
鉄筋の影響を受けにくく、安定した切削が可能です。
●フルカバー設計
飛散リスクを抑え、作業者の安全性に配慮した構造です。

特徴・メリット

工期短縮

段取替え回数を低減し、長距離直線切断で高い施工効率を発揮します。

高精度な直線切断

レール誘導機構により、段差や隙間の少ない仕上がりを実現します。

幅広い適用範囲

橋梁、トンネル、ダム、建築物開口部など多様な構造物に対応します。

安全性向上

コンパクト設計とフルカバー構造により、接触・飛散リスクを低減します。

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • 切断
  • 建築物・壁を開口したい
  • 既存の橋を部分的に切断・撤去したい
  • 正確な直線切断がしたい
場所・環境・条件
  • トンネル
  • ビル
  • 工場
  • 橋梁
  • 発電所
  • 道路
  • 鉄道
  • 交通規制の短縮
  • 人口密集地帯
  • 低騒音
  • 合成桁
  • 屋外施工
  • 正確な切断が必要
  • 水を使わない
  • 無振動
  • 狭小スペースでの作業
  • 短工期
  • 耐震補強
  • 複雑な形状への対応
  • 躯体に影響を与えない
  • 非合成桁
  • 高所

施工実績・事例

ダイヤモンドワイヤーソーの見える化

●施工時期
2024年04月
●使用工法
ループドライブワイヤーソー
●コメント
ループドライブワイヤーソー(駆動式)の改良型。本来押切で施工のループドライブワイヤーソーを引き切りで採用。コンパクトに施工可能。養生枠はバリカーボネイトで製作。枠の大きさを変えて収納タイプとしている。ポリカに内側より水を噴射することによりダイヤモンドワイヤーの動きを可視(見える化)することができる。

和歌山県 高速道路 中空スラブ切断

●施工時期
2021年11月
●使用工法
ループドライブワイヤーソー工法
●コメント
高速道路更新工事における駆動式ワイヤーソーによる中空スラブ切断工事。上部での駆動がカバーされている為、安全性・操作性に優れており、施工精度が非常に高くなっている。また下部にて排水を集水できるため、省人化にもなる。

施工動画