工法概要

路面に複数の溝を作り、車や飛行機の
走行安定、事故防止に力を発揮

グルービング工法は、ダイヤモンドブレードを搭載した専用機械により、路面に複数の溝を形成する工法です。
路面に規則的な溝を設けることで排水性を向上させ、すべり抵抗を高めます。

溝の幅は主に6〜9mm、深さは約6mm、間隔は32〜60mmを標準とし、用途や現場条件に応じて設計します。

縦型および横型の施工が可能で、車両や航空機の走行安定性向上や事故防止に寄与します。

機構・仕組み

グルービング工法では、特殊研磨材で構成されたダイヤモンドブレードを高速回転させ、アスファルトまたはコンクリート路面を高精度に切削します。

複数のブレードを並列配置することで、一工程で複数の溝を同時に形成します。

溝の幅(6〜9mm)、深さ(4〜6mm)、間隔(40〜60mm)は、現場条件や用途に応じて設計可能です。

溝方向は以下の2種類に対応します。

・縦型グルービング
車両進行方向と平行に施工し、走行安定性や排水性の向上に寄与します。

・横型グルービング
車両進行方向と直角に施工し、制動性能の向上や注意喚起効果を目的とした施工に適しています。

特徴・メリット

雨天時の安全性向上

路面排水性が向上し、制動距離の短縮に寄与します。

走行安定性の向上

溝加工によりタイヤと路面の接地性能を高めます。

事故防止への貢献

横型施工では、走行時に適度な音や振動を発生させることで注意喚起効果が期待できます。

高精度な溝形成

溝幅・深さ・間隔を制御し、均一な仕上がりを確保します。

無振動・低騒音施工

切削時の振動が少なく、周囲環境への影響を抑制します。

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • 排水性向上
  • 滑り止め
  • 道路・空港など路面に滑り止めを施したい
場所・環境・条件
  • 橋梁
  • 空港
  • 道路
  • 低騒音
  • 凍結路面
  • 屋外施工
  • 正確な切断が必要
  • 水を使わない
  • 滑走路
  • 無振動
  • 高精度な深さ制御

施工実績・事例

某空港内グルービング工事

●施工時期
2025年03月
●使用工法
グルービング工法
●コメント
切削汚泥はフィルタープレス機により脱水処理を行い、汚泥量をなるべく少なくした。 また、深さ等も毎回確認しながら安全に作業を行った。

大阪府 空港滑走路グルービング

●施工時期
2006年07月
●使用工法
グルービング工法
●コメント
滑走路や道路面に複数の溝(深さ6mm、幅6mm、ピッチ32mm)を設けることでハイドロプレーニング現象を抑制する。今回は湿式での施工だったが、乾式施工も可能。