工法概要

排水汚泥処理の手間をはぶき、
道路切断や目地切り施工がスムーズに

乾式コンクリートカッター工法(乾式フラットソーイング工法)は、耐熱性に優れたダイヤモンドブレードを使用し、冷却水を用いずにコンクリートやアスファルトを切断する工法です。

マシンに集塵機を接続し、切削粉を切断と同時に吸引・回収します。
給水設備や排水汚泥処理が不要なため、水の使用が制限される現場や排水管理が難しい環境での施工に適しています。

切断ラインに沿って機械を設置。
カバーの中で集塵されます。撮影のためカバーを外しています。
粉じんは集塵機で回収します。
水を使わないため排水養生が不要です。

機構・仕組み

乾式コンクリートカッター工法は、以下の構成および工程で施工します。

● 主な構成要素
耐熱ダイヤモンドブレード
冷却水を使用せず、高速回転によりコンクリート・アスファルトを切断します。

カッター本体
軽量・コンパクト設計で、狭小部や曲線部にも対応可能です。

集塵システム
ブレードカバー部に接続したホースから切削粉を吸引し、内部で回収します。

切断深度調整機構
対象物に応じてミリ単位で切断深度を設定可能です。

● 切断プロセス
① 切断ラインに沿って機械を設置
② 集塵装置を接続
③ 所定深度を設定し回転開始
④ 切削粉を吸引しながら切断
⑤ 仕上がり確認後完了

乾式コンクリートカッター工法は、切断時に発生する粉じんを集塵フィルターで回収し、集塵袋に収めながら施工できるため、排水漏れのリスクがない工法です。
冷却水を使用せず、高速回転によりコンクリート・アスファルトを切断します。

特徴・メリット

水を使用しない施工

給水設備や排水処理が不要です。

汚泥の発生抑制

切削粉は吸引回収されるため、汚泥が発生しません。

最大深さ約30cmまで対応

専用ブレードにより厚物コンクリートにも対応可能です。

取り回し性に優れる

コンパクト設計により方向転換や狭小部施工が容易です。

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • 切断
  • エレベータ、エスカレータ―設置に伴い、床を撤去したい
  • 分厚いコンクリートを切断したい
  • 排水を落下させずに切断したい
  • 水を使わずに切断したい
  • 鉄筋・鉄骨コンクリートを切断したい
場所・環境・条件
  • ダム
  • トンネル
  • ビル
  • 上下水道
  • 工場
  • 橋梁
  • 港湾
  • 発電所
  • 空港
  • 道路
  • 鉄道
  • 交通規制の短縮
  • 人口密集地帯
  • 合成桁
  • 屋外施工
  • 正確な切断が必要
  • 水を使わない
  • 無振動
  • 短工期
  • 躯体に影響を与えない
  • 非合成桁
  • 高精度な深さ制御

施工実績・事例

兵庫県 国道橋床版撤去

●施工時期
2019年09月
●使用工法
乾式コンクリートカッター工法
●コメント
排水管理の非常に厳しい河川を跨ぐ橋梁の撤去工事。河川の汚濁防止から排水を落下させないために、水を使わない乾式床版カッターで切断した。最大350mmを切断。一部鉄骨部分は乾式ワイヤーソーを使用。

施工動画