工法概要

鉄筋に損傷を与えずに
深い孔の穿孔も可能

ウォータージェット削孔装置は、超高圧水を用いてコンクリートに円形の孔を形成する工法です。
最大245MPaの高圧水をノズルから噴射し、鉄筋やPCケーブルを損傷させにくい穿孔が可能です。
振動を伴わないため既存躯体への影響を抑制でき、耐震補強やアンカー設置など、高精度な位置管理が求められる施工に適用されています。

(橋脚の耐震補強に伴うウォータージェット削孔)
(鉄筋を切らずに削孔可能)

機構・仕組み

ウォータージェット削孔装置は、超高圧ポンプ・ノズルヘッド・駆動制御機構・削孔用カバーで構成されます。

●超高圧水供給
最大245MPaまで加圧された水をノズルへ供給します。
●ノズルヘッド
微細な高エネルギージェット水流を噴射し、コンクリートを削孔します。
●駆動制御機構
ノズルの回転および送進を制御し、均一で高精度な円形孔を形成します。
●削孔用カバー
削孔時に発生する水や破片を回収し、周囲への飛散を抑制します。

装置は分解可能な設計で、狭小空間でも搬入・設置が可能です。

特徴・メリット

無振動施工

打撃を伴わず、既存躯体への影響を抑制します。

鉄筋・PCケーブルへの配慮

鉄筋やPC鋼材を損傷させにくい削孔が可能です。

高精度な円形孔形成

回転・送進制御により、位置精度の高い穿孔が可能です。

深孔対応

厚みのあるコンクリート構造物にも適用可能です。

高い付着性能

削孔後の断面は粗面となり、後施工アンカーなどの定着性能向上に寄与します。

主な目的・用途 / 場所・環境・条件

目的・用途
  • 削孔
  • 深い孔をあけたい
  • 鉄筋を切らずに孔をあけたい
場所・環境・条件
  • ダム
  • トンネル
  • ビル
  • 上下水道
  • 工場
  • 橋梁
  • 港湾
  • 発電所
  • 空港
  • 道路
  • 鉄道
  • 交通規制の短縮
  • 人口密集地帯
  • 屋外施工
  • 正確な切断が必要
  • 無振動
  • 狭小スペースでの作業
  • 短工期
  • 耐震補強
  • 複雑な形状への対応
  • 躯体に影響を与えない
  • 高い付着強度
  • 高精度な深さ制御

施工実績・事例

PC橋主桁補強のための削孔

●施工時期
2025年03月
●使用工法
ウォータージェット工法
●コメント
削孔は原則コアドリリング(コアボーリング)で行うが、鉄筋及びPCケーブルが配置されている箇所のコア削孔は損傷するリスクが高い。そのため、事前に探査を行い、鉄筋やPCケーブルの位置を把握し、もし鉄筋やPCケーブルに当たっても損傷しないウォータージェットで削孔した。

香川県 耐震補強工事

●施工時期
2022年04月
●使用工法
ウォータージェット工法
●コメント
耐震補強工事に伴う、落橋防止用ブラケット設置工事。ボルト貫通孔用に上向きの削孔。上向き削孔は集水が難しいが、本件に合わせて弊社オリジナル集水パッドを作成することにより、スムーズに集水することができた。

施工動画